標準身長と成長曲線(SD曲線)

低身長の基準となる「−2SD(標準偏差)」の身長について、具体的な数値例を挙げて紹介しましたが、数字を聞いただけでは、いまいち理解が薄いと思います。

これを、更にわかりやすく視覚的に把握する方法として、成長曲線の活用があります。








成長曲線は、横軸が年齢、縦軸を身長としてグラフに表したものです。

グラフにはあらかじめ、基準となる標準身長が記入されているので、お子さんのデータを記入しながら基準との比較ができます。








成長曲線の基準線の種類に、SD(標準偏差)曲線というものがあり、通常は、平均身長の曲線と、+1SD、+2SD、−1SD、−2SDの曲線が記入します。

医学的に低身長と定義されるのは、−2SD以下の場合ですので、お子さんの曲線が−2SDより下にある場合は、低身長の定義に当てはまるということが、一目瞭然です。








また、−2SD以上の身長であっても、「年間の伸び率が平均値の80%以下の状態が続く場合」、医学的な定義では、低身長に位置づけられます。

このような伸び率の悪い状態が続くと、近い将来、−2SD以下の身長になることも考えられるのです。








伸び率が低いという現象は、、周囲より明らかに身長が低いという状態と比べて、低身長の発見が遅れがちです。

しかし、成長曲線を利用することで、曲線の変動が緩やかであることが視覚的にわかり、非常に便利です。