小人症と思春期の関係

低身長症の原因の一つに、思春期早発症というものがあります。

これは思春期の訪れる時期が極端に早いことが原因で、小人症(低身長症)へと至るケースです。








思春期と身長には、大変深い関わりがあります。

まず、人は思春期を迎えると同時に成長期へと突入します。

その後3〜4年の間に急激に身長が伸びて、男子で平均25センチ、女子で平均20センチもの驚異的な伸びが見られます。

これを「成長スパート」と呼びます。








この時期に成長スパートがおこるのは、思春期に入ると骨の成長が一気に加速するからです。

そして、成長スパートを終える頃には骨はすっかり成熟し、骨端線が閉じて身長が伸びなくなります。

つまり、思春期を迎えた後の成長スパートは、最終身長(成長が終わり、もう伸びなくなった時点での身長)へ向っているのです。

まだ身長がかなり低い段階で思春期を迎えてしまうと、成長スパートが早くに起きて、早くに成長が止まってしまい、結果として最終身長が極めて低い状態になってしまうことがあるということです。








反対に、思春期遅発症というものもあります。

これは思春期の訪れが通常よりも遅いというもので、周囲の子より成長が遅れた状態になります。

特に原因となる疾患などがない限りは、時期がくれば思春期、成長期を迎えますし、成長期に入るまでの期間が長い分、最終身長は高くなることが多いという結果も出ているようです。