成長ホルモンが骨端線に指令を出す

骨の成長のために欠かすことができないのが、「成長ホルモン」という物質です。

身長が伸びる仕組みは、骨の両端にある骨端線というところで軟骨芽細胞が増殖・成長を繰り返し、骨が伸びることによって身長が伸びるというものです。

その骨端線における軟骨芽細胞の増殖・成長が、骨が伸びるということです。








骨が伸びるためにはまず、成長ホルモンの分泌が必要です。

成長ホルモンは、脳下垂体というところから分泌されるホルモンです。

この成長ホルモンが分泌されると、肝臓に働きかけてIGF-1(ソマトメジンC)と呼ばれる物質を分泌します。

このIGF-1が骨端軟骨に作用することによって、軟骨芽細胞の増殖・成長が促され、骨が伸びます。








通常、成長ホルモンの分泌量は、生後から成長期を終える頃まではどんどん増え続けて、10代後半頃にピークに達します。

その後、成長期が終わり、20代以降は分泌量が減少していきます。

このような分泌は非常に望ましいのですが、成長ホルモンが十分に分泌されるはずの年齢でも、偏った食生活や睡眠不足、運動不足など、生活習慣の乱れによっては、成長ホルモンの分泌が阻害されてしまいます。








成長ホルモンが不足していると、骨端線が閉じて(骨端線部分が堅い骨となって)成長が止まる前であっても、骨は伸びず、身長は伸びません。

成長ホルモンは身長を伸ばすための指令を出す物質であり、骨を成長させる要と言えるでしょう。