骨端線はどのようにして伸びる?

まずは、成長ホルモンの指令を受けて、肝臓でIGF-1(ソマトメジンC)が分泌されます。

するとIGF-1は骨端線(骨の両端の柔らかい部分)にある軟骨(骨端軟骨)に働きかけて、軟骨芽細胞が増殖・成長し、ここからいよいよ骨の成長が開始します。








骨端線の軟骨芽細胞が増殖・成長することで、まず骨のもとになる、コラーゲンの繊維が次々に作られます。

骨は、たんぱく質から成るコラーゲン(膠原繊維:たんぱく質の繊維が3本の三つ編みで縦横に並んでいるもの)に、カルシウムとリンが吸着することで、生成されると言われています。








要するに、骨端線にある軟骨芽細胞が増殖・成長する際に、骨のもととなるコラーゲンの繊維が作られ、そこにカルシウムとリンが吸着することによって、骨端線が膨張します。

結果として骨が伸び、身長が伸びるというわけです。








思春期が終わる前に、できるだけ多くの成長ホルモンを分泌させることが、背を伸ばすためにはが重要です。

思春期が終わり、成長期が終わる頃になると、骨端線の軟骨(骨端軟骨)は堅い骨になり、膨張できなくなってしまいます。

そうすると、骨はもうそれ以上は伸びず、身長も伸びなくなります。

つまりこの時期、骨端線が閉じるまでに、成長ホルモンをたくさん分泌させ、骨の材料となるたんぱく質やカルシウムなどの栄養をしっかり摂っていれば、身長を順調に伸ばすことができます。