成長ホルモン分泌不全性低身長症について

脳下垂体からの成長ホルモンの分泌が著しく低下する「成長ホルモン分泌不全」が、成長期の子供に起こった場合、身長が伸びなくなってしまいます。

その結果、「成長ホルモン分泌不全性低身長症」を引き起こし、低身長になってしまうことがあります。








成長ホルモン分泌不全性低身長症は、原因不明の突発性のものが全体の約3分の2です。

残りの3分の1は後天性で、腫瘍などが原因となっていることがあります。

身長が低いことに加え、性的成熟が遅れ、骨年齢も遅れてきます。

発症する患者の男女比は3:1で、男児に多いようです。








先天性の場合、出生時の体重は正常ですが、幼児期から成長の遅れが目立つようになります。

また、後天性は、ある時期から突然身長の伸び率が悪くなるなどの症状が見られ、腫瘍などの病気が原因になることが多いようです。

どちらの場合も早期治療が改善の糸口となるため、日頃から成長の状態をよく観察しておく必要があります。








病院での検査は、これまでの成長過程を確認した後、身長の測定と血液検査、手または足のレントゲンによる骨年齢のチェックを行います。

成長ホルモン分泌不全が疑われる場合には、入院をして成長ホルモン分泌負荷試験を行います。



成長ホルモン分泌不全だけが、低身長を引き起こす原因ではないため、頭部のレントゲンやMRI検査、染色体や脳波などの検査を行い、他の低身長も視野に入れて確認を行ないます。