成長ホルモン療法

成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療には、成長ホルモン療法が行われます。

これは、成長ホルモンを注射によって外部から補充する治療法です。

遺伝子工学的手法によって作られたヒト成長ホルモンを、皮下注射によって体内に投与します。








注射は、就寝前に自宅にて、毎日もしくは2日に1回、自己注射を行います。

自己注射というのは、一般的な治療の中でも馴染みがうすいので不安に思われる方がほとんどでしょう。

ですが、もちろん最初にきちんと医師の指導がありますし、安全かつ正確に注射するための器具が開発されていますので、心配することなく注射が行なえます。

また、お子さんの場合は自分で注射ができる年齢に達するまでは、ご両親が注射してあげることになります。








成長ホルモン療法による副作用の心配はほとんどないと言われていますが、医師の指導のもと正しく治療を進めることが前提となります。

また、変化の過程を報告する意味でも、まめに診察を受けるようにしましょう。








治療の開始時期はできるだけ早い方がより効果的で、骨年齢が10歳以下から始めるのが良いとされています。

治療の効果がほとんど期待できなくなるのは、骨が成熟して成長期を終えてしまった状態です。

こうなると治療は非常に難しくなります。








リオネル・メッシというアルゼンチン代表のサッカー選手は有名ですよね。

「メッシ」の愛称で親しまれている彼に、憧れを抱くサッカー少年はたくさんいることでしょう。

実は彼は、成長ホルモン分泌不全性低身長症で、11歳の時に治療を開始して、13歳では身長が143センチしかありませんでした。

しかし治療の甲斐あって、成人した現在では170センチまで伸びています。

治療開始時期は理想より少し遅いですが、十分改善はみられたようです。