低身長と成長ホルモン療法

成長ホルモンの分泌が悪いことにより、身長がなかなか伸びず、身長が極めて低い状態になってしまうことがあります。

これを、「成長ホルモン分泌不全性低身長症」といい、人工的に作った成長ホルモンを皮下注射によって体内に投与するホルモン療法が行われます。








成長ホルモン療法では、成長ホルモンの注射を毎日あるいは二日に一回、終身前に自分で注射することによって行われます。

肉体的にも精神的にも苦痛をともなう治療ですが、この治療によって、多くの場合が標準的な水準まで身長を伸ばすことが可能です。








成長ホルモン療法は、成長ホルモン分泌不全性低身長症のほかにも、ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群、SGA性低身長、慢性腎不全による低身長、軟骨異栄養症といった疾患にも有効です。








しかし、成長ホルモン注射は大変高額であるという致命的な欠点があります。

医学的に低身長症と認められた場合には、治療に保険が適用されますが、医学的な低身長の定義に該当する子供は、100人中2〜3人程度という少ない人数です。

保険外で治療を受けようとすると、月数十万円という莫大な費用がかかってしまいまうため、治療を受けたくても受けられないという子供たちが大勢いるのです。