イリザロフ法(骨延長術)の発祥と発展

イリザロフ法(骨延長術)は、骨を伸ばす「再生医療」であり、近年整形外科の領域で注目、発達してきました。

低身長の治療にはもちろん、変形した骨を矯正したり、事故などで失われてしまった部分の骨を再生するための治療法として注目されています。








脚の骨だけでなく腕の骨も、イリザロフ法による治療の主な対象になります。

先天性の四肢短縮型の低身長症、外傷による骨の欠損、骨髄炎や悪性の腫瘍などで、骨を切除した場合などにも適用されます。

また、奇形や、事故などによる変形した骨を矯正するためにも利用されます。








イリザロフ法は、骨を人工的に骨折させて、折れた骨をくっつけた部分にできた「仮骨」を次々に引き離していくことによって、新しい仮骨をどんどん作らせて、骨を伸ばす技術です。

このとき、骨を曲げるように伸ばすこともできますし、ねじるようにのばすこともできるので、変形した骨をまっすぐに直すこともできるのです。

また同時に骨の伸びに伴って、周囲の血管や筋肉なども伸びていくといいます。








今のところイリザロフ法は、身長を伸ばすという目的だけで気軽に行える手術ではありませんが、これらの医療現場では、既になくてはならない治療法として存在意義を確立していますので、これから益々技術の発展が予測されています。