低身長症を成長曲線から読み取る

何らかの原因があって身長が伸び悩み、身長が極めて低い状態になってしまうことを、「低身長症」といいます。

この「低身長症」に当てはまるのは、大体どれくらいの身長なのでしょうか?








医学的な低身長の定義としてまず「同じ性別、同じ年月齢の平均身長より、−2SD(標準偏差)以下の場合」を示します。

これには、同じ誕生日の子供が100人並んだときに、低い方から2〜3番目くらいまでの子供が該当し、大体2学年下の子くらいの身長になります。








SD(標準偏差)曲線は、通常、平均身長の線と、+1SD、+2SD、−1SD、−2SDの線が書き込まれているので、お子さんの曲線が−2SDの線より下に来ているとか、今にも下回ってしまいそうだという場合には、低身長症の可能性がひどく疑われるということになります。








また、もうひとつの定義として、−2SD以下の身長ではなくとも「年間の伸びが平均値の80%以下という状態が続く場合」も低身長といわれます。

これは、身長の伸び方が極めて悪いという状態なので、成長曲線のカーブが右肩あがりではなく、横ばいになってくるでしょう。

その状態が長く続くと、いずれは−2SDの線を下回るということも考えられるわけです。








低身長症の兆候が成長曲線から読み取られた場合には、できるだけ早く小児科を受診するようにしましょう。

その際の診察にとても役立ちますので、作成した成長曲線は必ず持参してください。