実は短い、身長がのびる期間

人間の身長というものは、みなさんご存知の通りいつまでものび続けるものではなく、ある程度時期がくると成長が止まってしまいます。

個人差もありますが、大体どれくらいの時期までのびるのかというと、一般的に女子ではだいたい13〜16歳、男子で15〜18歳くらいまでが多いと言われます。

私も自分の記憶では、確か14〜15歳くらいまでは順調に伸びていましたが、高校入学以降はほとんど停滞していたと思います。








なぜ一定の年齢になると身長がのびなくなるのかというと、骨が成熟しそれ以上成長できなくなることによります。

子供の骨には、骨の両端に「骨端線」と呼ばれる柔らかい組織があり、その部分が膨張することによって骨が成長するのですが、骨が成熟して大人の骨になると、骨端線は普通の堅い骨になってしまいます。

これを「骨端線が閉じる」と言い、「成長期の終了」を事実上意味します。








前でも述べたとおり、この骨端線が閉じる時期、つまり成長期が終了する時期には個人差があり、時期がいつなのかを正確に予測することはできませんが、まもなく成長期が終わるということを知らせるサインで思春期の到来というものがあります。

思春期と成長期には、非常に深い結びつきがあり、思春期を早く迎えると成長期の終わりも早く、思春期を迎えるのが遅いと成長期も後倒しになるという現象が起こります。








思春期を迎えた後の3〜4年間で一気に骨の成長が加速し、急激に身長が伸びます。

みなさんの中にも、小学校高学年や中学生、あるいは高校生くらいの思春期の時期に、ぐっと身長が高くなったという経験をお持ちの方も多いでしょう。



この時期の驚異的な身長の伸びは、「成長スパート」と呼ばれ、男子で平均25cm、女子で平均20cmほど成長すると言われています。

そして、骨が成熟して骨端線が閉じるのと同時に、この成長スパートも終わり、それ以降身長はほぼ伸びなくなります。








成長スパートは、かつてないほど急激に身長がのびる時期ではありますが、それと同時に成長期の終わりを知らせる印でもあります。

ほとんどの人がこの成長スパートが終わった時点での身長が最終身長となり、これからの長い人生をその身長で生きていくことになります。



一生付きまとってくる身長ですから、できることなら少しでも高くしたいと望む人が多いのではないかと思います。

小柄で苦労されたことのある方なら、お子さんには同じ思いをさせたくないというのが親心でしょう。








では、最終的な身長を少しでも高くするためにはどうすれば良いかというと、身長がのびる最大のチャンスである成長スパート期に、しっかりとのばすということはもちろん、成長スパートが始まる前までに、できる限りのびしろをつくり、身長を伸ばしておくということがポイントになります。



身長がのびる期間は限られていますので、その期間をフル活用して身長をのばしましょう。

生後からたった10数年、長い人でも20年そこそこで、成長は止まってしまいます。

最後の数年間での劇的な成長だけに頼っていては、「思ったほどのびなかった」という結果になりかねません。

自身のもっている成長スパートに頼りすぎず、小さい頃からコツコツ身長をのばすための努力をしていくことが大切なのです。








遺伝も身長には多少影響しますが、それ以上に生活環境に左右されます。

身長を決める要素は、遺伝が20パーセント、残りの80パーセントは生活環境であるとも言われています。

幼い頃は両親をはじめ大人たちが見守り、生活のコントロールをしてあげる必要があります。

幼い頃から規則正しく、良い生活習慣を身に付けることができれば、その後も自発的に身長がのびるために良い生活を続けられるでしょう。