男の子の身長を考究する

子供は皆、大きくなりたい、身長が高くなりたいと望むものですが、特に男の子の場合、身体の大きさというのが重要な意味を持ってくるものと思われます。

男の子は、女の子よりも身体を使った遊びをよくしますし、ケンカをすることもありますよね。

大人から見ると、身体の大小も個性の一つですし、そんなに要諦な問題ではないように感じることもありますが、当事者である子供、とくに男の子にとっては、それらは全て一大事なのです。








子供同士の世界においては、もしかすると大人社会よりもシビアで身長が高いことが有利に働くことが多いかもしれません。

子供の頃というのは、身長が高く身体が大きい子ほど、力も強いことが多いですし、男の子ですとなにかひとつ他人より特徴のある、例えば身体が大きいとか、ケンカが強いとか、スポーツができる子というのは、それだけで周囲の子から一目置かれる存在になります。

特に小学生くらいまでは、勉強ができる子よりも、スポーツのできる子や力が強い子の方が、クラスなどでも人気者になることが多いようです。








そんな傾向も子供の頃の一時の事と、甘く見てはいけません。

それは何故かというと、この頃というのは、人格形成の基礎にあたり大変重要な時期だからです。

身長が低い子、身体が小さい子でも、もともと積極的で強気な性格の子ならまだ良いのですが、おっとりしている子や気が弱い子などは、言葉は悪いですが身体の大きな子に「頭があがらない」卑屈な立場になってしまうことがあります。

ドラえもんのジャイアンとのび太を想像していただけるとわかりやすいかと思いますが、身体の大きなクラスのボスには誰も逆らえないということが起こるのです。








もちろん、中学生、そして高校生と、だんだん成長してくるにつれて、身長の高さや身体の大きさが物を言う力関係などというものは無くなっていきます。

そして、立場が弱かった子供たちも、大きい子の顔色を伺って生活するようなことはなくなり、昔何事もなかったように、普通の友情に変化し、共に成長していくものです。








しかし、小さい頃の過ごし方というのは侮れないもので、本人は何も意識していなくても、人格に少なからず何らかの影響を及ぼしていることがあるものです。

幼少期をあまり卑屈に過ごしてしまうと、大人になっても積極性に欠ける、自己主張ができない、友達と意見が対立したときに自分が折れてすぐ相手の意見を通してしまうなど、気弱な性格がどうしても抜けないケースもありますし、反対に、人に絶対負けるものか、と無理をしてしまったり、攻撃的果ては暴力的な性格になってしまうこともあります。








こうした例は、必ずしも全ての子供に当てはまるものではありませんが、幼少期の経験が人格形成になんらかの影響を与えるということは否定できないものです。

さらに、幼少期においては、子供社会の立ち位置に身長の高い低いが少なからず影響を与えるものだということも、同じく否定することはできないでしょう。

身長は、大人にとっては個性で片付けられるものでも、子供にとっては自らの立場、これからの生活を左右する重大な要素なのです。








女の子の場合は、最終身長(成長期が終わり、もう伸びなくなった時点での身長)が多少低くても、小柄で可愛らしいという魅力のひとつになりますし、気になるのであればハイヒールを履いてカバーすることもできます。

しかし男の子の場合は少し違います。

身長については、保護者の方も気を揉むことが多いようで、男性の身長は一般的に高い方が良いとされており、高くて損をすることがほとんどないと思っているからです。








男の子の身長は、子供の頃も、大人になってからも、「高い方が良い」とか「高いに越したことはない」という価値観が付きまといます。

身長の高い低いに関しては、女の子よりも男の子の方が、より一層悩みが深刻であり、結構な長い期間悩まされ、対応策も少ないという、厳しい現実があるのです。