成長ホルモン分泌不全性低身長症

「成長ホルモン分泌不全性低身長症」とは成長期にヒト成長ホルモンの分泌が極めて悪いために身長が伸びず、極端に身長が低い状態になってしまうことのことをいいます。

成長ホルモン分泌不全性低身長症は、全体のおよそ3分の2が原因不明の突発性のもの、残りの3分の1は脳腫瘍などが原因となった後天的なものと言われ、発症患者の男女比は3:1と、男児に多いようです。

成長ホルモン分泌不全性低身長症と診断されると、ホルモン療法がおこなわれ、ヒト成長ホルモンを皮下注射によって投与します。

注射は毎日または2日に1回眠る前に自己注射します。

精神的にも肉体的にも決して楽な治療ではありませんが、継続することで低身長の改善に大きな効果が見られます。

ホルモン療法が有効な低身長症は、6つの疾患で、成長ホルモン分泌不全性低身長症、ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群、慢性腎不全による低身長、軟骨異栄養症、SGA性低身長症です。

いずれも治療を開始するのは早ければ早いほど良く、骨年齢が10歳以下の時に始めるのが理想とされています。

低身長症は早期発見・早期治療開始がキーポイントなので、普段からお子さんの成長を注意深く観察しておく必要があります。

またお子さんが小さい頃から成長曲線を記しておくと良いでしょう。